経営

補助金の本質

補助金

会社の課題解決のためにある。

補助金。
タダでもらえるお金。
じゃあいっちょ申請してみるか!

そう考えのあなた!
まず、審査で落ちます。
断言します。

たかが10枚くらいの文章で、お金をもらうんですよ。
そう簡単なわけがない。

ワタクシが考える補助金の活用方法を。

課題と問題点

まず、この区別をつけましょう。

課題は、将来なりたい姿があって、乗り越えたいハードルのこと。
問題点は、現在、困りに困った、穴ぼこみたいなもの。

つまり、
将来なりたい企業の姿があって、初めて課題が見つかる。
課題は、そのなりたい姿と現在の姿のギャップを埋める経営活動のこと。

この課題解決のために補助金が活用できるのです。

そのためには、
まずは補助金関係なしに、事業計画書を策定する必要があります。
いま、こんな感じだけど、この先こういう商品サービスを提供し、
顧客満足度をあげて、しっかりと収益をあげていく。
そんな絵姿を、文字と図表と数字で表すことで、事業計画ができてきます。

そもそも、そういう考えに立脚した申請書じゃないと、
あー、ただ、お金がほしいのね。。。ということになり、
一所懸命つくった申請書は、ただゴミ箱行きになります。

例えばの補助金例

いままで書いたとおり、課題解決のために、使う。
そして、これだけ、効果があって、顧客のためになり、
しいては、従業員処遇改善、企業の発展に役立つ。
そういうストーリーがみえなければなりません。

小規模事業者持続化補助金

販路開拓に使える補助金

・商品サービスの磨き上げ
・新たな商流の構築

ものづくり補助金

設備投資に使える補助金

・新製品開発による付加価値向上
・生産性向上による付加価値向上

ちなみに付加価値とは、顧客からみて、これなら納得!という商品サービスの価値です。

事業再構築補助金

商売替えに使える補助金

・これまで培ってきた強みの発揮
・既存事業の廃止
・新規事業の立ち上げ

時代の空気が大きく変わった昨今、事業内容をチューニングすることが求められます。

弊社の補助金の考え方

補助金は、資金調達の最終手段と考えています。

というのも、
自己資金なら、スピード感もって課題解決にあたれるし、
融資なら、お付き合いしている金融機関とコミュニケーションが取れていれば、
設備資金にしても、運転資金にしても、融通がきく。

補助金は、
その出し手である政府が、
企業にこうなってほしいなーという意図をもって設計されている。
その設計図に合わないと、
自社が考えている方向性とずれが生じた場合、
いやでも、損してでも、事業を行わなければならない。悲惨です。

なので、
しっかりとした、事業の方向性をもって、課題解決をするという意思のもと、
これなら、政府の考え方とあっているよね、
という案件以外、申請をおすすめしていません。

ということで、当社は、
コミュニケーションがしっかり取れている企業様のみ、
ご支援させていただいております。
つまり、ある程度の期間、顧問契約を結ばせていただいて、
その企業様のことが、しっかりと理解ができている場合に限らせていただいております。

もし、補助金だけ、支援してほしいと、ご依頼いただいても、原則、お断りしております。

なぜ、そのような姿勢なのか?

はい、たしかに、無事採択されたら、成功報酬はいただきます。

ワタクシのミッションは、企業の発展、課題解決です。
こちらに重きを置いていますので、
補助金を活用するか否かは、もちろん経営者様の判断ですが、
補助金を活用しない方がいい場合は、活用しないというアドバイスをすることも多いです。

補助金には、デメリットもあるからです。

採択まで時間がかかる、着金までも時間がかかる。
時間はとても大切な資源です。

手間もかかる。
申請書づくり、精算処理、事後報告最低でも5年間。。。
そんな手間隙かけるくらいなら、商売に本腰いれても、、、という場合も。

もし、補助金だけのご支援をという方がいらっしゃったら、別の方にお願いしてください。


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ABOUT ME
国仙 悟志
ヘンタイ・パーマ・筋トレ・ 中小企業診断士のこくちゃんこと、代表の国仙です。 早稲田大学法学部卒業後、地方大手百貨店に入社し、店頭販売、販売促進、店舗運営、民事再生法手続関連部署を経験し、その後中堅石油販売会社へ。中小企業診断士を取得後、2011年に独立開業、2014年に法人を設立。百貨店時代に経験したマーケティング、マーチャンダイジング(品揃え戦略)、プロモーション、企業再生、そして、石油販売会社で経験した中小企業の実体験などをベースに日々北海道内外を飛び回っています!