収益性分析と現預金残高予想
みなさま、等しく影響のあるコロナショック。
売上高減少、利益減少、手元資金の流出。。。。
悩みが尽きないところです。
不安の原因の一つに見通しがつかないことがあります。
そりゃそうだと聞こえてきそうですが。
では、みなさま、ひとつお伺いしますが、
これから先、どのような企業活動をして、
どのような手段と方法で、業績を回復させていきますか?
目先だけを追っていては、いずれは、先細るだけです。
ひとまず、今期の方針を立ててみましょう!
事業計画マップ®や、事業計画書を描いて、
まずは、経営理念や、それを叶える新たな事業展開を
考えてみましょう。
その上で、手段と方法を決めていきます。
これからの時代、令和の時代です。
平成までの振り返りで、
残すべき魂と、新たな手段と方法を徹底的に考えるのです。
手段と方法にかかる時間、手間、お金を算出しましょう。
そして、今期の予算をたてます!
わかりやすいところから、いきましょう。
人件費等、会社を動かすのに毎月定期的にかかる金額を算出します。
**費=**円✕12ヶ月など、これらは固定費といいます。
さらに、新たな手段と方法を取るために、
戦略的につかうお金を算出します。
販促費、投資に伴う減価償却費、旅費交通費など、
これらを戦略費用とでも呼びましょうか?
さらに、借入金にかかる支払利息、雑収入を押さえます。
それから、つくらなければならない手残り(利益)を出します。
最低でも、借入金返済、法人税の支払い金額を考慮します。
製造原価、仕入原価の把握が必要です。
これは、一般的にしてしまえば、売上高比例です。
製造原価は、原材料費+外注費+稼働に比例する製造経費です。
これで、粗利益率がだせますね。
ここまでくれば、あとは、合体させるだけです。
ポイントは、下から作っていくことです。
手残り+戦略費用+固定費→必要な粗利益額
粗利益額=売上高✕粗利益率
この方程式で、必要な売上高と支出予算のできあがりです。
どうしても売上高未達になりそうなとき。
2つ方法があります。
一つは、人件費以外の固定費を下げること。
ちなみに人件費のコントロールは、生産性のコントロールです。
従業員はノウハウの塊、仕事の仕方を変えることで、
これからの時代の宝物になります。
もうひとつは、
戦略費用の見直し、ていうか、高度化です。
手段と方法を、もう一度、考えるのです。
ポイントは、隣接他業種に学べです。
最後に、現預金残高予想だす。
どんなに立派な事業計画ができても、
どんなに精緻な予算書ができても、
現預金残高がなくなったらおしまい。
そこで、期末現預金残高をひねりだすのです。
現在の現預金残高+稼いだ現預金ー使った現預金±融資実行・弁済が、予想現預金残高です。
これが把握できると、とても、気持ちが落ち着きます。
専門用語的に書くと、予想貸借対照表をつくるということです。
貸借対照表なんてみたことなーいなんて、
経営者の方も多いと思いますが、
長年の経営の軌跡がすべて記載されているんです。
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