カラスは黒いが、決算書が赤いとき
ワタクシは、今日カラスに襲われました。
今までも何回かあるので、あるあるネタなんですが、
立て続けに3回攻撃をくらうととは思わなんだ。
さて、気を取り直して、今日の日経1面。
「運輸・小売り 危機に弱く 今期1割減収で赤字 損益分岐点分析」
とあります。
中小企業診断士試験では、超基礎の損益分岐点分析。
かいつまんで、使えるツールとしてご紹介します!
この縦計算を覚える。
たったこれだけです。
解説を加えていきます。
売上高はいいですよね。
変動費は、売上高に比例関係ある経費を入れていきます。
主に、原材料費、仕入、外注費、これだけでもいいです。
売上高から、変動費を引くと、限界利益が出ます。
ざっくりいうと粗利益です。
ポイントは、限界利益率を出しておくことです。
この例で言えば、50%です。
限界利益から固定費を引くと、営業利益がでます。
ここでのポイントは、
固定費には、
販管費全部
+製造原価の労務費や製造間接費
をいれることです。
これらは、売上高に関わらずそう変わらないからです。
逆算すれば、損益分岐点売上高がでる!
営業利益が0ならば、損益分岐点ということです。
営業利益が0、固定費が300ですよね。
限界利益で固定費を賄うので、300の限界利益。
限界利益率が50%だったので、売上高は600と求める。
ということで600が損益分岐点売上高です。
損益分岐点売上高を稼ぐ定石
1:売上高を上げる
2:限界利益率を上げる
3:固定費を下げる
と教科書には書いてあります。
で、具体策は??
これが載っていないのであります。
それは、やり方が百社百様だから。。。
一般的に答えを提示すれば
1:マーケティング、プロモーション
2:マーチャンダイジング
3:生産性向上策
それでも、まだ、なんこっちゃです。
戦略の方向性を社長が決め、実行策は従業員を巻き込んで、
仮説・検証を繰り返しながら、取り組んでいく。
ワタクシのお仕事は、
カラスを黒くするヒントをご提案することです。
みなさんとともに歩んでいきます!
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