経営

新規事業で、妻を会社の代表取締役にしたわけ

女性 社長

個人事業主でもよかったのだが。

近隣のカフェの営業譲受をして、はや3か月。
賃貸借契約をして、はや2週間
法人が成立して、はや1か月。
そして、プレオープンまで、あと1か月。

今のところ、本格営業開始は、4月2日を目指しています。

妻の夢だった絵本屋さん。
ひょんなことから、物件が見つかり、
即断即決で、法人設立を決断!

これは、ワタクシの方で、考えたことです。

別に、個人事業でもよかったのですが、
なぜに、経営コンサルタントのワタクシは、
法人設立にこだわったのか?

5つあります、理由が。

むすめを取締役にするため。

早くから、ビジネスというものに触れさせるため。
学校教育では、学ばない実体験。
14歳の中学生で、取締役。

管轄の法務局も、行政書士さんも、司法書士さんも、
株式会社の取締役で、未成年というのは、初めてのことだそう。

未成年というよりも、
正確に書くと、15歳未満。

なにが起きるかというと、
15歳にならないと、個人の印鑑証明が作れないからです。
法人の取締役になるには、必須の書類。

はて、困ったとなり。

当初は、
外国人の例と同様に、公証役場に行ってサイン、という目論見。

法務局が求めたのは、
マイナンバーカードでの電子署名。
これは難儀でした。

さらに、
雇われる労働者じゃないので、
労働基準法の適用はなしで、学校長の許可不要。
ついでに、会社法に、取締役の年齢関する条文もない。

さておき、
当の本人、結構自覚がでてきて、
全面的にSNS等広報を任せているのですが、
さすが、今の子、しっかりと業務に邁進しております。

買い与えた、起業に関する本もしっかり読んでいるらしい。

教育効果抜群です!

妻が対等に、商談ができるように

これが、一番大事かも。

代表取締役社長の言葉、決定は、事業体の最終決定です。

商談相手は、
営業担当者のみならず、
代表取締役社長さまのときもある。

個人事業主だと、軽く見られる可能性があったからです。

というのも、
個人事業主は、管轄の税務署への開業届1枚提出で、なれるもの。

代表取締役は、
資本金を積んで、様々な手続きをして、なれるもの。

ともなれば、
絵本屋さん?カフェ?って、
ジェンダーバイアスで、軽くやってない?と、
相手に思われないように、
いわば、代表取締役社長という武装したようなもの。

ちゃんと、
本気で、事業にぶつかって行ってます!という意思表示です。

妻の経営力アップのため

前述のとおり、商談が必須。

いままで、そんなことをしたことがなかった。
ていうか、する必要もなかった。

自分で決める、決断する、判断する。
この力が、経営者には求められます。

代表取締役社長という立場が、いやでも、そうさせます。

社長がふらついていたら、
会社なんて、あっという間に、ふらつき始めます。

この方向性で、この手段をとって、こういう活動して、これだけ投資する!
という判断、決断。
いわば、覚悟みたいなもの。

もちろんのこと、
専務取締役として、経営に参画しているワタクシも、支援しますけどね。

出口戦略を考えたから

このカフェは、
前オーナーから、M&Aで引き継いだ事業。

ちなみに、この会社で、3人目の経営者になります。

ともなれば、
ワタクシたちも歳を重ねる。

そもそも定年制のない取締役と、
従業員も、就業規則に、定年の定めはありません。

ということは、死ぬまで現役。

前オーナー2名は、個人事業主さまでした。

もう、いろんな名義変更が大変でした。。。
個人から法人に移すというは、
電話1本でも、ややこしい手続きが必要なんです。

となれば、
法人にしておけば、
いずれ、そっと、人様に渡すとき、
株式を売却するだけ。

なにも、難しいことは、ほとんどないです。

そして、
万が一、誰かが、天に召されても、法人は残る。

だから、法人化したのです。

無担保・無保証の融資が狙えたから

これも、実は大きな理由です。

地元の商工会議所の支所の方に、
日本政策金融公庫のご担当者さまをご紹介いただき、
優遇措置付き(女性・創業などの諸条件あり)、
金利が若干上乗せされども、会社債務の連帯保証はいらない融資をうけました。

個人事業主なら、個人の借り入れになるしね。
払えなかったら、まともに、個人資産に手がかかる。

そう、
市中金融機関では、
創業融資でも、連帯保証、保証協会付きになることが通例。

ちなみに、
個人の連帯保証がないけど、
リスクヘッジで、代表取締役の死亡保障は、法人保険でつけました。
念のため。

個人事業主はだめなのか?

法人、法人と書いてきたので、個人事業主はだめなのか?
という疑問もありますよね。

ワタクシ、
法人の代表取締役社長+専務取締役+個人事業主であります。

個人事業主には、これまた、いいところがあるんですよ。
それはそれで。

ながくなったので、
また今度書きましょうか~。


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ABOUT ME
国仙 悟志
ヘンタイ・パーマ・筋トレ・ 中小企業診断士のこくちゃんこと、代表の国仙です。 早稲田大学法学部卒業後、地方大手百貨店に入社し、店頭販売、販売促進、店舗運営、民事再生法手続関連部署を経験し、その後中堅石油販売会社へ。中小企業診断士を取得後、2011年に独立開業、2014年に法人を設立。百貨店時代に経験したマーケティング、マーチャンダイジング(品揃え戦略)、プロモーション、企業再生、そして、石油販売会社で経験した中小企業の実体験などをベースに日々北海道内外を飛び回っています!