もしかしたら、企業再生が先では?
今年の目玉補助金!
事業再構築補助金。
ご興味あり!という方も多いのではないのでしょうか?
趣旨としては、
中小企業が、この先のアフターコロナを見据えて新たな事業展開によって、
新たなチャレンジを後押ししようとするもの。
また、予算措置も巨額。1兆円以上ですものね。
はい、活用したくなりますよね!
活用の前に、、、
足元をしっかり見てほしいのです。
というのも、
メリットとリスクのバランスがとれるかが非常に難しいから。
メリットとしては、
補助額も大きく、新たなビジネスモデルをつくり、
実行する際の大きな手助けとなること。
リスクとしては、
先出し、後もらいなので、自己資金なり、借り入れなり資金調達が必要なこと、
と、
本当に新たなチャレンジが実を結ぶのかということ。
このバランスがしっかりとれていないと、
たとえ、採択されたとしても、
残るは、使わなくなった設備と借り入れということになりかねないので留意が必要です。
実は、
お話しを伺っていると、
すべての企業様がそうとは言わないですが、
再構築というより、再生を図ったほうがいいのではという例もあると見ています。
再構築にしても、再生にしても、
基本としては、
これまで培ってきた強み×自社を取り巻く商機であります。
強みは、ひっくり返して弱みにならないものでなければならない。
強固な顧客がいる→一社依存体質(これは、ひっくり返る弱み)
強固な技術基盤がある→いろんな製品に転用できる基礎技術→本当の強み
商機は、
どこまでを商圏として捉えるかで変わる。
お客様と直接取り引きしている商店なのか?
郵送して納品するモデルなのか?→広範囲→リサーチが必要?
世界中どこでも持っていけるものなのか→大企業が競合になる?
無限の可能性があるわけです。
再構築か?再生か?
これが悩ましい。
顧客が消えた→商機なし、しかし、輝かしいノウハウがある。
これは再構築かも。
財務基盤が既存した、一時的に需要が減退した、
これは、企業再生。
この見極めを間違わないようにしたいところです。
打ち手は、早い段階のほうがある。
時間は待ってくれない。
打ち手は、早い段階のほうが、いろんな手段が取れます。
ときによっては、場合によっては、
補助金の採択を待てない場合もありうるし、
補助金を活用しないほうがいい場合もありうる。
もしかしたら、金融機関との連携のほうがいい場合もある。
よーく考えて、今後を見据えたいものです。
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