中小企業の経営戦略

中小企業は生産性が低いという定説

人材

本当にそうかな?

今日の日経で、
中小企業の生産性が低いという論説記事をみて。

統計データ上、労働生産性が低いとのこと。

つまり、ざっくり書くと、
人材一人が稼ぎ出す利益が小さいということです。

全体としては、たしかにそうだと思います。

中小企業って、
人材の厚みが、大手企業とは違いますからね。
また、一般的に、大手企業は都市部にあつまっているし、
その動かす金額が違うという面もありそう。

何が書きたいかというと、
弊社がお付き合いさせて頂いている企業様は、
労働生産性が低いと言い切れないという事実があるからです。

人手がかかる個人向けサービス業、製造小売業など、
労働生産性が低くなる傾向が強いところであってもです。

高いところと、低いところの差はなにか?

すぱっと書くと、
経営ISMの浸透度
✕社長の器の大きさ
✕お客様に貢献する社風
✕モチベーションを上げる仕事の任せ方
✕個々の人材の特徴を活かした職責のあり方

企業は、人なり。
昔から言われているところ。
社長もひとなら、従業員もひと。
その人々の集団が織りなす企業活動が多種多様。

多種多様であるがゆえ、甲乙がでてしまうのではと、
密かに考えています。

先程の式。
ゼロやマイナスが入ると、大きく労働生産性が下がります。
(マイナス✕マイナスでプラスに転じることはないですよー)
ていうか、
企業として、カタチをなしていないことになる。

このコロナ禍において、
その差が、さらに大きくなっている。
肌身で感じます。

危機は、真実を突きつけます。
あるいは、危機は、転換期でもあります。
危機は、人を成長させます。
これは、どんな時代でも変わらないと考えています。

中小企業のこれからの生きる道。
これは、弊社にもいえることですが、
これまで培ってきた強みを深堀りして、
不採算事業を捨てて、
新たな展開に向けて進んでいく。

そのためには、
内部もそうですが、
外部(お取引様や協力先様、さらにお得意様)との、
協力体制が欠かせない。

一人で、悩んでいても、なんにも動けない。
ワタクシも、いろんな方の知見や知恵をかりていきます。

さて、今日も張り切って、胸張っていきましょう!

ABOUT ME
国仙 悟志
ヘンタイ・パーマ・筋トレ・ 中小企業診断士のこくちゃんこと、代表の国仙です。 早稲田大学法学部卒業後、地方大手百貨店に入社し、店頭販売、販売促進、店舗運営、民事再生法手続関連部署を経験し、その後中堅石油販売会社へ。中小企業診断士を取得後、2011年に独立開業、2014年に法人を設立。百貨店時代に経験したマーケティング、マーチャンダイジング(品揃え戦略)、プロモーション、企業再生、そして、石油販売会社で経験した中小企業の実体験などをベースに日々北海道内外を飛び回っています!