中小企業の経営戦略

経営の悩み、誰に相談してますか?

雑談

“ひとりで抱える社長”が多すぎる問題**

経営の相談を受けていると、よく耳にする言葉があります。

「こういう話、誰に相談したらいいか分からなくて…」

資金繰り、人材、方向性、売上の波。
どれも会社の根っこに関わることだから、
社員には言えない。家族にも心配をかけたくない。
同業者にも言いづらい。

気づけば、社長ひとりで抱えるしかなくなる。

そして、一番しんどいのは——
「悩みそのもの」よりも、「相談できない状態」そのものなんです。

大きな悩みではなく、モヤモヤの段階で止まってしまう

私がお会いする経営者さんの多くは、
「大問題が起きてから相談に来る」のではなく、

方向性がぼんやりしてきた

忙しいのに成果が出ていない

社内が少しざわついている

気になる数字がある

なぜか最近しんどい

こうした“言語化しづらい違和感”を抱えておられます。

でも、この「モヤモヤ」を話せる相手がいないと、
やがて悩みは渋滞し、判断が鈍り、
気持ちの余裕もなくなってしまいます。

経営者は、「答えよりも整理」が必要な場面が多い

実は、経営相談の多くは
「正しい答えを持っていないとダメ」
という性質のものではありません。

むしろ、

  • 現状を一緒に整理する
  • 思考のクセをほどく
  • 優先順位をいっしょに並べる
  • 過去と未来のつながりを見える化する

こうした“整える作業”のほうが中心になります。

社長自身も、話しているうちに
「本当はここが気になっていたんだよね」
と自然に気づかれることが多いのです。

「相談すること」にハードルを感じすぎていませんか?

経営者の多くが、次のように感じています。

  • 相談したら、契約を勧められそう
  • ややこしい言い方をされそう
  • そもそも、こんな小さな相談でいいのだろうか
  • 相手に迷惑じゃないかな
  • 話がまとまってないから相談しづらい

ですが、私が大事にしているのは
“話しやすい状態をつくる”ことです。

まとまっていなくて大丈夫。
小さな悩みほど、早めに話したほうが負担が軽くなります。

「寄り添い型」の支援が合うのは、こんな社長です

最近は、いわゆる“成果保証”や“アドバイス型”ではなく、
寄り添いながら伴走するスタイルを求める社長が増えています。

その理由はシンプルで、
経営は“感情”が大きく影響するから。

寄り添い型が向いているのは、こんな状況のときです。

  • とにかく1人で考える時間が長い
  • 話すだけで頭が軽くなる実感がある
  • 方向性を定めたいのに、考える余裕がない
  • やるべきことは分かっているのに進まない
  • 信頼できる相談相手がほしい

これは講座や1回相談ではなく、
**「日常の延長で話せる相手がいる安心感」**に近いものです。

相談はもっと“軽くて”いい

私が地域で活動するうえで大事にしているのは、

「相談って、もっと軽くて良い」
ということ。

経営者が気軽に話せる環境が整えば、
地域の会社はもっと元気になります。

小さな違和感でも、
1つだけ気になる数字でも、
話しやすいタイミングで声をかけていただければと思います。

あなたの会社のペースに合わせて、
無理のない方法で、静かに伴走します。

ABOUT ME
国仙 悟志
ヘンタイ・パーマ・筋トレ・ 中小企業診断士のこくちゃんこと、代表の国仙です。 早稲田大学法学部卒業後、地方大手百貨店に入社し、店頭販売、販売促進、店舗運営、民事再生法手続関連部署を経験し、その後中堅石油販売会社へ。中小企業診断士を取得後、2011年に独立開業、2014年に法人を設立。百貨店時代に経験したマーケティング、マーチャンダイジング(品揃え戦略)、プロモーション、企業再生、そして、石油販売会社で経験した中小企業の実体験などをベースに活動しています!