経営

経営者は、米ドルを持つべきか?

米ドル

とある経営者さまからのLINE

スマホの音。
ラインでした。
クライアント様からのメッセージ。

「最近大変気になることがございます。質問です!!
それはまさしく円安問題です。
会社の現預金などをどうすればいいかと本気で思うところでございます。
そろそろ動くべきなのか?
いかがでしょう?」
というものです。

答えは、YESであり、NOです。

その理由を記したいと思います。

会社の事業による、それが答え。

もちろん、海外との取引がある事業形態であれば、外貨は必須。
為替レートに振らされないよう、
様々な金融取引をすべきと考えます。
オプションもあれば、為替予約もあり。

一方、
国内向けだけでの事業形態であれば、
無理に為替リスクを取る必要はないと考えます。
なので、会社資産に外貨は必要ないです。

でもね、円安で、値上がりが激しいでしょと聞こえてきます。

となれば、
自社のコスト構造が変わらないとしたら、
自社の商品サービスを磨き上げて、
理にかなった値上げを行いところです。
これが本筋だと考えています。

経営者は外貨をもつべきか。

一方、経営者個人として、外貨はもつべきか?

答えとしては、
ご興味があれば、ぜひお持ちください!という感じです。

理由は2つ

・経済に強くなれる
・実利が狙える

経済に強くなれる

自らのお金をなにかに投じる。
そうすれば、意識が変わります。
漫然と見ているニュースだって、自分の資産に絡むとなれば、
意識的に、どうなんだろうと、気になるものです。
そうすることで、いつの間にか、経済に強くなれる可能性を秘めています。

実利が狙える

長期分散投資。
コレ、本当に効果的です。

ワタクシ、会社員時代から、確定拠出型年金を持たされていて、
今も、継続的に毎月投資しています。
ちなみにいわゆるイデコです。

これが、今現在の投資効果です!

野村DC外国株式インデックスファンド・MSCI-KOKUSAI
(+120.1%)

野村DC国内株式インデックスファンド・TOPIX
(+53.7%)

野村DC外国債券インデックスファンド
(+20.4%)

10年?いや15年くらいかな?
いいときも、わるいときも、こつこつと積み上げた結果です。

外国株式なんて、倍以上に膨らんでいます。

外貨をもつということは、世界経済の成長の一部を享受することになります。

経営者は、と書きました。

別に、経営者に限ったことを書いたわけではないのですが、
会社資産をどう運用するかという観点で書いております。

もちろん、後段、個人のお話は、お勤めの方でもできます。

ここは、リスクをどう取るか、ということです。
上にいったり、下にいったり、両方セットで囲い込むこと、
これをリスクを取るといいます。

会社資産は、
経営者個人だけのものではなく、
従業員のお仕事、お取引先様からのご愛顧、お客様からのありがとうの集合体。

だから、慎重にというのがメッセージです。

また、この問題は、折に触れて書きますね!

ABOUT ME
国仙 悟志
ヘンタイ・パーマ・筋トレ・ 中小企業診断士のこくちゃんこと、代表の国仙です。 早稲田大学法学部卒業後、地方大手百貨店に入社し、店頭販売、販売促進、店舗運営、民事再生法手続関連部署を経験し、その後中堅石油販売会社へ。中小企業診断士を取得後、2011年に独立開業、2014年に法人を設立。百貨店時代に経験したマーケティング、マーチャンダイジング(品揃え戦略)、プロモーション、企業再生、そして、石油販売会社で経験した中小企業の実体験などをベースに日々北海道内外を飛び回っています!