JICA帯広でセミナー講師してきました!
2019年課題別研修「アジア地域 バリューチェーン構築による地域アグリビジネス振興~高付加価値な地場食品供給のための政策・組織作りからブランド化・流通まで~」コース
という長い名前がついている研修のうち、
2時間半頂戴して「経済活動としての農業」という講座を担当させていただきました。
受講生のみなさまは、アジア地域各国でこれからを担うエリートのみなさま。
まずもって、真剣さがハンパない、賢さもハンパない、発言の視点が違う。
こんなこと書くと、どうかなと思いますが、日本人対象のセミナーと違い熱気が違う。
ただでさえ暑い真夏日でしたけどね。それを上回る眼差しの強さ。ご意見・ご質問の量・質ともにレベルが違う。
講義内容は、農業とはそもそもどのような産業なのか、農業を国の政策としてどのように導けばよいのか、その政策をどのように実行すればよいのか、そのためには、農業に従事する方を支援する人材の育成が必要、そんな内容が前半。
後半は、ワタクシの得意ワザとなるわけですが、おそらく、普段受講生のみなさまが触れることがない企業経営について、ホワイトボードを使って、概念を説明しました。
行政官庁の方が多かったので、とても新鮮に聞こえたようで、経営というものを少しでもお伝えできたように思います。
で、農業関係の研修のなのに、そのような内容を取り入れた理由。(ここ大事)
行政官庁の方が多いため、ビジネスの現場を少しでも知ってほしかったから。
そもそも、農業だってビジネス、
6次産業化でも、農商工連携でも、農業以外の業種・業態も、同じお作法で経営し、ビジネスモデルを構築し、新たな地平線を切り開いていてほしいから。
おかげさまで、受講生のみなさまから、よろこびのお声をいただき、ワタクシもとても有意義な時間となりました。他の講義と違い、ユニークさがあったとか。
仕事のやりがいって、こういうところにある!と再認識した次第であります。
12月にも、違うコースで、同じようなセミナーを行う予定。今から楽しみです!