数字に向き合って会社を変えた実例紹介
長崎では、代替わりで事業承継し、「後継ぎ社長」さんがたくさんいらっしゃいます。
もともと、製造業が盛んで、長い社歴をもった企業さんが多いです。
とはいえ、
数字に不安を感じながらも、事業に打ち込む新社長。
そんなチャレンジングな社長のリアルな声を紹介します！
社長さんご紹介
社歴５０年の製造業、金属加工がメイン、
社長は４０代、去年父親から、事業承継をする。
社長さんの悩み
・決算書を見ても意味が分からず税理士任せ。
・借入返済に追われ、新しい投資ができない。
・社員に数字をどう伝えるか悩んでいた。
課題としてまとめると、
売上高はある程度安定しているが、資金繰りが不安定であります。
改善への取り組み
長崎に移転して、たまたま、出会った社長さん、
意気投合して、ご支援することになりました。
まずは、ヒアリング、
どんな現状認識があるのか、しっかり共有。
そして、決算書などの資料から、
真の課題をあぶり出します。
社長さんが感じていた不安が的中していました。
「数字の見方を変えると、数字が見方になる」
ということをお伝えし、
以下の施策を行いました。
① 月次試算表を作成し、会議で共有
これは、税理士さんのご協力もいただきました。
貸借対照表で、
現預金残高や、棚卸試算（在庫）、仕掛品（製造途中のモノ）の確認を通じて、
より、キャッシュを使わない効率的な生産方法をみんなで考えました。
② 借入一覧表を整理して銀行に交渉
借入一覧表を作成して、
どの金融機関に、毎月どれだけの約定弁済があるのか、確認しました。
その上で、納税のタイミングや、受注の繁閑にあわせて、
どれだけの運転資金が必要か、見極めました。
そのうえで、メインバンクの支店長との面談を行いました。
③ キャッシュフロー管理を導入
いわゆる直接法によるキャッシュフロー管理を行いはじめました。
売上高の回収、仕入れ代金の支払、経常経費の支払、借入の返済、
すべて、月次で見える化しました。
成果
・3か月で資金繰りの見通しが立ち、安心して経営できるようになりました
３ヶ月間、決算書の見方や、資金繰りの考え方など、
みっちりお打ち合わせ。
数字アレルギーがあった社長さんでしたが、数字を味方につけました！
・社員に利益目標を共有できるようになりました
粗利益の源泉である、売上高や原価率などを共有できるようになり、
製品ごとの収益性、製造工程の見直しにつながり、
社一丸となって、利益を追求できるようになりました。
・銀行からの信頼が高まり、新規融資も前向きに検討してもらえました。
数字アレルギーがあった社長さん、
数字の裏付けをもって、経営活動を説明できるようになり、
金融機関との折衝がうまくいき、コミュニケーションをとれ、
今後の商売に必要な資金について、前向きに対応してくれました。
社長さんのコメント！
「数字は怖いものだと思っていましたが、見える化することで経営が楽になりました」
「専門家と一緒に整理することで、自分でも判断できるようになったのが大きいです」
嬉しいお言葉ですーー
数字の見方を変えると、数字が味方になる！
これ、本当です！
ぜひ、一緒に歩んでいきましょう！
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