決算書は戦友である
「決算書って難しい…」「数字は会計士や税理士に任せてるから…」
多くの中小企業の社長さんから、こんな声をよくお聞きします。
ですが、決算書は会社の「健康診断書」のようなもの。
社長自身がポイントを理解しておくことで、会社の強みや課題を一目で把握できます。
実は、全部の数字を細かく読む必要はありません。
まずは「これだけ見ればOK」という3つのポイントだけ押さえましょう。
✅ 1. 売上総利益率(粗利率)
これは「商品やサービスを売ったときに、どれだけの儲けが残るか」を示す数字です。
例えば、粗利率が40%なら、100万円売り上げたときに40万円が原価を差し引いた利益になります。
粗利率が低い場合、いくら売っても儲けが残らず、忙しいだけでキャッシュが増えません。
一度、自社の粗利率を確認し、改善余地がないか見直してみましょう。
✅ 2. 営業利益率
営業利益率は「本業の稼ぐ力」を示す数字です。
粗利益から販管費(人件費、家賃、広告費など)を引いた後に残る利益の割合です。
たとえば、営業利益率が10%なら、100万円売り上げたときに10万円が残る計算です。
この数字が低いと、本業が儲かっていない可能性があります。
もし販管費が多すぎる場合は、コスト削減や見直しが必要です。
✅ 3. 現預金残高
最終的に重要なのが「現預金残高」です。
どれだけ利益が出ていても、手元に現金がなければ支払いはできません。
資金ショートは黒字倒産の大きな原因になります。
特に中小企業では、取引先の支払い遅れ、急な設備投資、自然災害など、予期せぬ出費が発生します。
現預金残高は、毎月必ずチェックし、最低でも2〜3か月分の固定費を賄える額を確保しておくことが大切です。
🔎 社長が数字を見るメリット
「数字がわからないと怖い」と感じる方も多いですが、実は逆です。
数字を見れば、会社の現状が明確になり、判断の根拠が生まれます。
例えば「新しい事業に投資するタイミング」「人を採用する余裕があるか」など、大きな意思決定がしやすくなります。
💬 まとめ
決算書は難しいものではなく、会社を守るためのツールです。
まずは「売上総利益率」「営業利益率」「現預金残高」、この3つをチェックする習慣をつけましょう。
数字は社長の最強の味方です。
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