経営

総資産利益率が重要な理由

筋肉質

昨日の続きです。

総資産利益率。
分子に営業利益、分母に総資産。
これで算出すると書きました。

数字例を上げると、、、
A社:営業利益500万円、総資産2000万円
B社:営業利益500万円、総資産1500万円

さて、電卓を叩くと、壊れます。

A社:25%
B社:33.3%

と、答えが出てきます。

一発でわかりますね、B社のほうが利益率が高いことが。

つまりですね、B社のほうが、生産性が高いと判断できます。

また、同じ営業利益でも、総資産が少ないほうが、
より収益性も高いとも判断できます。

貸借対照表と損益計算書のミクシング

これが、大方の経営者さまが、見ていないところです。

営業利益は、損益計算書。
総資産は、貸借対照表。
そもそも、総資産を気にしている方は少ないように思えます。

ワタクシが、決算書を拝見するときは、貸借対照表から見ていきます。
その会社さんの、経営者さんの性格がもろに出るからです。

例えば、
モノを大切に修繕しながら使って行くタイプの方なのか?
あるいは、
モノをどんどん更新投資して最新機材をいれるタイプなのか?
なんてこともわかります。

金融機関さまとのお付き合いの仕方も、みれば、なんとなくわかります。

閑話休題。

てなわけで、2つの表を有機的につなぐのが、総資産利益率です。

じゃあ営業利益はどうすればいいの?

昨日は、総資産のことを書いたので、
今日は、営業利益のことを。

売上高-売上原価ー販管費です。
これは、直感でもわかりやすい。

マーケティングで、売上高を上げ、
カイゼン活動で、売上原価を下げ、
経費削減で、販管費を下げる。

単純な法則です。

しかしながら、これだけでは足りないのです。

というのも、世情が許さないから。
そう、インフレーション、こいつです。

究極のインフレーション対策。

ブランドです。

ブランドは、世の中の消費者に働きかけてつくるものではありません。

西川きよし氏では、ありませんが、
小さなことからコツコツとです。

信頼、信用をコツコツと積み上げていく。
これがブランド力をつけていくことになります。

その積み上がったものが、ブランドになるわけです。

それは、マーケティングと一線を画すものと考えています。

というのも、
マーケティングは、市場というものに対する活動、
一方、
ブランドは、お客様個々からいただくもの。
方向性が真逆だからです。

ここを勘違いすると、
なんでもかんでも、マーケティングだの、ブランディングだのと、
横文字だけが踊る。

なんかわかった気になるだけです。

長くなったので、また、続きを書きますね!


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ABOUT ME
国仙 悟志
ヘンタイ・パーマ・筋トレ・ 中小企業診断士のこくちゃんこと、代表の国仙です。 早稲田大学法学部卒業後、地方大手百貨店に入社し、店頭販売、販売促進、店舗運営、民事再生法手続関連部署を経験し、その後中堅石油販売会社へ。中小企業診断士を取得後、2011年に独立開業、2014年に法人を設立。百貨店時代に経験したマーケティング、マーチャンダイジング(品揃え戦略)、プロモーション、企業再生、そして、石油販売会社で経験した中小企業の実体験などをベースに日々北海道内外を飛び回っています!