ワタクシが見ると、違う要因が見える。
最近、景気が悪くてね、、
仕入れ値が上がっているし、、、
値上げは怖いし。。
たまに、会計事務所さんから送ってくる試算表をみたら、
赤字であることはわかるのだけど。
ていうか、そもそも見てもいないか。。
そんな、お声を最近よく聞くようになりました。
売上高が下がっているのはわかっている。
なんとなく、利益が減っているのもわかっている。
資金繰りも厳しくなっているのも、良くわかっている。
でも、なんで?
そのなんで?がわからないと、手の打ちようがないわけでありまして。
さてさて~、どうしたらいいのでしょうか?
商品サービス別、拠点別に、収益構造を見る。
これが、第一歩です。
試算表の分解、そして、統合です。
さくっと、エクセルで作ってみました。
ABCは、商品サービスや、店舗、支店だと考えてください。
それぞれに、
その商品サービス等に使う材料費・外注費を直接費とします。
さらに、人件費や運営コストを間接費とします。
こういうふうに分解するのです。
どうでしょう。
ABCの見方が変わりませんか?
なんとなく、儲かっていた感じがしていたAは、実は赤字
主力事業のBは、意外とそこそこって感じ。
たいして、売上高がないCは、稼ぎ頭。
んで、そのABCの利益の合計で、役員報酬や本社事務所賃料を払うわけですが、
その利益合計で、賄い切れていない。
そんな収益構造が見えてきます。
これ、管理会計っていいます。
その書式、考え方は、「管理」が目的なので、
上記書式にこだわらず、各社各様でいいのです。
税法や会社法に縛られることなく、
自社が、利益を上げるため、赤字要因を解決するため、
組み立てていくのです。
先の例でいえば、
・Aの間接費を下げる
・Bの直接費を下げる
・Cの売上高を伸ばしていく
・本社コストをさげていく
方向性としては、こんな感じです。
これが、ヒントとなって、実際に何にいくらかかって、
どうすれば、生産性が向上させられるか、検証していくのです。
具体的な経営活動として、経済活動を改善策を、起こして、地道に行っていくのです。
そもそも、要因がわからないと、手の施しようがないわけでありまして。。。
数字の立て付けから、実際の経営正常化への道筋を建てるのです。
さてさて~、ゼロゼロ融資、コロナ融資の返済も始まってきています。
いま、手を打たないと、とお考えの経営者様。
一度、数字と実際の経営活動を、再考してみませんか?
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