親から引き継いだ会社を潰さないために
長崎県に移住して半年が経とうとしています。
早いもんです。
ほんの少しですが、暑さのピークが過ぎたように思います。
さて、
こちらで、活動していると、いろんなお声をいただきます。
特徴的なのは、
親から会社を引き継いだが、経営数字が分からない声は多いようです。
今や経営人材不足、後継者不足が、巷では騒がれていますが、
それを跳ね除け、事業承継をしている方も、多くいらっしゃいます。
では、数字がわかれば、経営にプラスになるのでしょうか?
ワタクシは、YESと断言します!
もうちょっと、言い方を変えると、
数字が味方になると意思決定が楽になるということです。
つまり、日々起こる色んなことに対して、
対応力がつくということです。
では、単に数字といっても、、
という話になるので、深堀りしていきますね。
みるべき数字は3つだけ
① 売上総利益(粗利)
② 営業利益(本業の稼ぐ力)
③ キャッシュフロー(お金の流れ)
えっそれだけと言われそうですが、
ほんと、この3つだけなんです。
では、①~③まで、軽く見ていきましょう!
①営業総利益
これは単純な計算です。
売上高から仕入・原材料・製造経費等を引いたものです。
いわゆる粗利です。
ポイントは、売上高ではなく、
それよりも、粗利を大切にするという観点です。
いまや、様々なモノの値段が上がっている時代。
売上高だけでは、その会社の商品力が見えないんです。
そう、粗利は商品力のこと。
お客様が認めてくれた価値で売り、
コストコントロールしながら、製造・販売していく。
これが、今の時代、強く求められています。
②営業利益
これは、先程の粗利から、会社を運営するのに使った経費を差し引いたものです。
会社運営をして出た利益、
つまり、本業で稼ぐ力を示します。
会社経営の効率化、
当然人件費もここに入りますから、人材力も問われます。
金融機関も、この数字に重きをおいて融資時、審査します。
ここは、社長の腕の見せどころです。
③ キャッシュフロー(お金の流れ)
勘定合って銭足らず。
そんな言葉を聞いたことはありませんか?
なにに現金を投下して、なにから現金を得ているか?
これ、いわゆる決算報告書には載っていないんです。
資金繰りとも一風違います。
キャッシュ・フロー計算書というのがありまして、
普段のお商売でのお金の流れ(営業キャッシュフロー)
設備投資に関するお金の流れ(投資キャッシュフロー)
金融機関とのお金のやりとり(財務キャッシュフロー)
これを押さえると、通帳の見方が変わります。
単なる収入・支出ではなく、
すべてのお金の動きには、意味あるモノとしてみることができます。
よくあるあるの失敗パターン
3つあると見ています。
・銀行任せで数字を見てこなかった
・設備投資を感覚で決める
・決算書を税務署用としか思っていない
決算報告書を自分ごとと捉えておらず、
融資のための書類、税金の計算書としか見ていない。。。
なんてもったいないなーと考えます。
ワタクシがみると、
決算報告書は、会社の性格を映し出しているかのように、
色々とわかることがあるんです!
これらは、今度セミナーを開いて、お伝えしますね!
改善への道筋
税理士さんは、税金計算のプロです!
本当にプロです。
では、経営に役立つ数字を示していただいたことはありますか?
もし、そうであれば、相当勉強していて、
クライアントさまのために尽くしてくれるでしょう。
でも、実態は、
なかなかそうでもないのが、実感ではないでしょうか。。
こういう場面に強いコンサルタントに依頼し、
一度、整理して、解説していただいたらいかがでしょうか?
会社の鏡となって、親身に応えてくれるはずです。
そして、
なるはやで、試算表を出してもらい、
月次会議を行って、経営面・営業面での改善を図っていく。
これが真の経営者のしごとです!
まずは、数字を味方につける!
これに徹するべきです。
この先、なんだか不透明な世情、
もっと、不透明な時代がやってきます。
この先も、脈々と続く経営を目指して、ともに歩みましょう!
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