「黒字なのにお金が残らない」「設備を更新したいけれど融資の話が進まない」──
そんな声を、長崎で経営者の方々と話していると本当によく耳にします。
けれど、実際に「借りやすさ」はテクニックではなく、“姿勢と関係”で決まります。
今回は、地域金融機関とのつながりを通して、資金を“味方”にする3つのポイントを整理してみましょう。
マル経融資は“書類”ではなく“関係”で進める
マル経融資(小規模事業者経営改善資金)は、
商工会議所・商工会の推薦がなければ申し込めない制度です。
つまり、審査書類よりも「日ごろの信頼関係」が重視されます。
たとえば、諫早市内の焼肉店・H様。
開業当初は数字の整理が苦手で、仕入と売上のバランスが曖昧でした。
しかし、月1回商工会に足を運び、経営指導員と一緒に経費構造を見直したことで、
半年後には推薦書をスムーズに取得。
「相談してから融資まで、まるで一緒に走ってもらったような感覚でした」とH様は語ります。
マル経融資は、申請時に“関係の濃さ”が透けて見える制度です。
「困ったときだけ行く」のではなく、
日ごろから雑談できる関係を築いておくことで、
“数字の信頼性”も“人としての信頼性”も高まります。
公庫は“数字”より“姿勢”を見ている
日本政策金融公庫の面談では、「この人は続けていけるか」が最も大切な判断材料です。
もちろん事業計画書の数字は必要ですが、
それ以上に“数字の意味を説明できること”が重視されます。
たとえば、長崎市の水産加工業。
社長は口下手でしたが、
「地域の魚を子どもたちに食べてもらいたい」という信念を熱心に話し、
数字は多少粗くても、事業の方向性を自分の言葉で語ったことで、
面談担当者の信頼を得ました。
「話してみると、経営の覚悟が伝わる」──これは担当者の言葉です。
融資面談は“試験”ではなく、“共通のゴールを探す対話”。
相手を説得する場ではなく、
「どうすればこの事業を続けられるか」を一緒に考えてもらう時間と捉えましょう。
信用金庫・地銀とは“数字で語る雑談”を
資金繰りが落ち着いているときこそ、金融機関との関係づくりを意識したいものです。
雑談といっても世間話ではなく、
「売上は少し回復しました」「原価率が2ポイント下がりました」など、
数字で語る雑談が理想です。
信用金庫の担当者にヒアリングすると、
「数字で会話できる社長は印象がまったく違う。話が早いし、信頼できる」とのこと。
経営の透明度が高いほど、提案される融資枠や制度の幅も広がります。
“報告・連絡・相談”のうち、“報告”を先にする経営者ほど信頼されるのです。
経営者の声
「数字の見方を教えてもらってから、銀行への説明が怖くなくなった」
— 長崎市・美容サロン経営 M様
「“人を頼るのも経営の力”と気づきました。自分で抱え込まなくてよかった」
— 諫早市・飲食店オーナー H様
まとめ
融資を通すための“書類の技術”ではなく、
信頼と姿勢で資金を味方につけること。
これこそ、地域密着で事業を続けるうえで最も大切な経営力です。
ブルームプランでは、資金繰り・融資・事業計画づくりのサポートを行っています。
金融機関への説明資料の作成から、数字の読み方まで一緒に整理します。
「数字が味方になる」その瞬間を、ぜひ体感してください。
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