中小企業の経営戦略

経済を見る「レンズ」を変えると経営が変わる

経済学

マクロ・ミクロ・心理学の視点から考える

「経済ニュースを見ても、自分の会社には関係がないように感じる」と話す経営者の方は多いです。
しかし、経済は「マクロ(大局)」「ミクロ(個別)」「心理学(人の感情)」という3つのレンズで見ることで、経営のヒントが見つかります。
視点を変えることで、経営判断の質が大きく変わるのです。

【マクロ経済の視点】
マクロ経済とは、国全体や世界全体の景気動向、金利、物価、為替など大きな動きを指します。
例えば「円安・円高」「インフレ・デフレ」といったニュースは、すべてマクロの話です。経営者にとっては「設備投資を今するべきか」「輸入コストはどうなるのか」といった長期的な判断に役立ちます。
ただし、マクロは天気予報のようなもの。
全体の流れを知ることは重要ですが、自社の現場にそのまま当てはめるのは難しい場合もあります。

【ミクロ経済の視点】
ミクロ経済は、個別の市場や業界、自社の顧客行動に焦点を当てます。
自社の商品やサービスの価格設定、競合分析、地域の需要変化など、より現実的で実践的な視点です。
たとえば、同じ飲食店でも都心と地方では価格設定やターゲットが異なります。
中小企業にとって、最も重要なのはこのミクロの視点です。
実際の売上データや顧客アンケートを基に戦略を立てることで、的確な経営判断が可能になります。

【心理学の視点】
近年注目されているのが「経済心理学」や「行動経済学」です。
人は必ずしも合理的に行動するわけではなく、
感情や「損をしたくない」という心理が強く働きます。
たとえば、セールで「期間限定」と強調すると購買意欲が上がるのはこの心理効果の一例です。
また、社員のモチベーション向上にも心理学の知見が役立ちます。
経営者自身の意思決定も「不安」や「期待」といった感情に左右されるため、数字だけではなく心理面も考慮した経営が求められます。

【まとめ】
マクロ・ミクロ・心理学の3つの視点をバランスよく取り入れることで、経営の精度と柔軟性が飛躍的に向上します。
「外の大きな流れを見る」「自社の細部を知る」「人の感情を理解する」——
これら3つのレンズを使いこなす経営者こそ、変化の激しい時代に強い企業をつくることができるのです。


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ABOUT ME
国仙 悟志
ヘンタイ・パーマ・筋トレ・ 中小企業診断士のこくちゃんこと、代表の国仙です。 早稲田大学法学部卒業後、地方大手百貨店に入社し、店頭販売、販売促進、店舗運営、民事再生法手続関連部署を経験し、その後中堅石油販売会社へ。中小企業診断士を取得後、2011年に独立開業、2014年に法人を設立。百貨店時代に経験したマーケティング、マーチャンダイジング(品揃え戦略)、プロモーション、企業再生、そして、石油販売会社で経験した中小企業の実体験などをベースに活動しています!